駄菓子でおなじみのクッピーラムネは甘酸っぱくてふわっとした口どけは飽きなくて、いつまでも食べてしまいます。
そんな庶民の味方のクッピーラムネが体に悪いなんて、本当でしょうか?
クッピーラムネが体に悪い理由について探ってみました。
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クッピーラムネの概要
製造・販売は愛知県名古屋市のカクダイ製菓で、主力商品のラムネ菓子です。
1950年当初は、駄菓子屋のくじ引きの残念賞として製造されていました。
1955年認知度が高まるとともに、個包装され単体の商品として発売されるようになっていきます。
「クッピーラムネ」という命名されたのは1963年。
それまでは、出荷用の段ボール箱に入れる責任票に印刷されていた熱帯魚のグッピーのイラストにちなんで、関係者の間で「グッピーラムネ」と呼んでいたものが採用されました。
新商品を発売するにあたり、濁音だと呼びにくいということになり改めて「クッピーラムネ」とすることになったのです。
おなじみのパッケージのうさぎとりすのキャラクターは、漫画家の太田じろうさんに原画を依頼し、それを元にイラスト化したものです。
うさぎの名前はクッピー、りすの名前はラムと名付けられています。
2002年からは多くの他企業とのコラボレーションや企画化を図り、全国各地で販売エリアは益々拡大しています。
いつでもどこでも会えるクッピーラムネは、ラムネ菓子の代表ともいえる商品です。
クッピーラムネの原材料
クッピーラムネが体に悪い理由を追求するには、原材料を確認する必要があります。
- 砂糖
- コーンスターチ(遺伝子組換えでない)
- ばれいしょでんぷん(遺伝子組換えでない)
- デキストリン
- 酸味料(クエン酸)
- 香料
- アナトー色素
- ブドウ果汁色素
原材料を確認したところ、直接体に影響するような食品は含まれていないことがわかります。
デキストリンやアナトー色素など、耳慣れない材料名も含まれていますが、どちらも毒性などなく安全性には問題ありません。
つまりクッピーラムネの原材料には体に悪いと言われる原因はないのです。
ラムネ菓子とは
ここでラムネ菓子についても少し触れておきたいと思います。
クッピーラムネとラムネ菓子に、相違点はあるのでしょうか。
ラムネについて
ラムネ菓子の発祥については諸説ありますが、1881年頃、落雁の製法を参考にして日本で作られたとされています。
また「ラムネ」という名前はシュワシュワとした舌触りが似ているということから、ラムネ飲料にあやかって付けられたとされていますが、どちらも確かではありません。
1948年、東京の土棚製菓が個包装の「ピースラムネ」の発売を開始したのち、大阪の島田製菓、そして名古屋の大橋商店(現カクダイ製菓)が次々とラムネ菓子を手がけはじめます。
その後、多くの菓子メーカーがラムネの製造に参入しさまざまなラムネ菓子が誕生していきました。
1973年には森永製菓が、ラムネ飲料に近い清涼感を出すために主な原材料にブドウ糖を使用します。
ラムネ飲料を模倣した容器に入れられた「森永ラムネ」は、見た目も味も楽しく大ヒットとなりました。
ブドウ糖が主原料のラムネ菓子
https://twitter.com/katokijp/status/1828740490453455317「森永ラムネ」発売以後、ラムネ菓子の主原料にブドウ糖が使用されることが多くなりました。
ブドウ糖は脳の働きには不可欠なエネルギー源で、人間が生きていくには重要な栄養素です。
美味しく手軽に摂取できるブドウ糖入りのラムネ菓子は、そういった意味からも人気があります。
クッピーラムネとラムネ菓子の違い
クッピーラムネと他のラムネ菓子との違いがあるとすれば、主原料の砂糖とブドウ糖との違いでしょうか。
体に良いとされているブドウ糖を使っていることで、砂糖使用のクッピーラムネ等とは線引きされてしまう要因とも言えるかも知れません。
ただ砂糖とブドウ糖では、ラムネ菓子の食感に違いがあります。
タブレットなど固めの食感がブドウ糖入り、ふわりと口どけの良いクッピーラムネのような食感のものは砂糖やグラニュー糖を使用しています。
もちろん、主原料が砂糖だからといって、ただちに体に悪いというわけではありません。
クッピーラムネの食べ過ぎに注意!
クッピーラムネを食べ過ぎて砂糖の過剰摂取となった場合、体に影響を及ぼしてしまう可能性はあります。
それはブドウ糖入りのラムネ菓子にも言えることで、クッピーラムネに限ったことではありません。
ラムネ菓子は小粒でさくさくと食べやすく、口に入れると夢のようにふわりと消えてなくなってしまいます。
そのためついつい食べ過ぎてしまうなんてこともよくあります。
しかし、糖分の取り過ぎは、
- 肥満
- 糖尿病
- 高血圧症
- 虫歯
- さまざまな生活習慣病
など、数々の病気や生活習慣病の原因ともなり得る可能性が高いことを忘れてはいけません。
まとめ
今回はクッピーラムネがなぜ体に悪いと言われているのかを探ってみましたが、明確な答えは見つかりませんでした。
どんなものでも許容を超えて食べ過ぎるともちろん体に悪い影響は出てきます。
それはクッピーラムネに限らないはずです。
ただクッピーラムネは、親しみ安い味と食感と丁度良い大きさやパッケージ、そして価格。
誰にでも愛されてどこでも手に入るという安心感は、ついつい食べ過ぎてしまう不安をも生み出してしまうのかも知れません。
どんなに美味しくてもほどほどが1番ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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