「せどり」と「転売」の違いが分からない人も多いかと思います。
どちらも商品を仕入れて、利益が出るように販売するという定義ですが、どのような違いがあるのか気になります。
本記事では「せどり」と「転売」の違いや特徴、始めるメリット、違法性について解説します。
(アイキャッチ画像出典元:https://auction.eco-ring.com/)
「せどり」と「転売」の違い

(画像出典元:https://www.busoken.com/blog/benefits-of-resale-disadvantages-domb)
- せどり:定価より安く仕入れ、手数料を上乗せ
- 転売:定価で仕入れ、高額で販売
仕入れ時の金額で「せどり」と「転売」は分けられます。
せどり(販売価格<定価)
「せどり」は安くなっているものを仕入れて販売するので、消費者にとっても比較的安価で手に入りやすいという特徴があります。
古本や掘り出し物がその一例です。
もともとは古本の売買のことを指していましたが、時代の進歩につれて古本以外も最近は「せどり」と呼ばれるようになりました。
転売(販売価格>定価)
「転売」は人気商品や限定商品などを高額販売することで利益を得ます。
限定のスニーカーや服などがイメージしやすいでしょうか。
販売価格や方法を間違えると、必要な人に適正価格で届かない場合があるので注意が必要です。

最近よくフリマアプリの広告を目にするな。
誰でも簡単に始められそうだね!

転売ヤーってよく聞くけど、
あまり良いイメージはないな。。。
「せどり」「転売」のメリット・デメリット

(画像出典元:https://kimini.online/blog/archives/17176)
メリット
- 誰でも簡単に始められる
- 利益の仕組みが分かりやすい
- 集客の必要がなく、すぐに結果を出すことができる
メルカリやヤフオクなどのフリマアプリをインストールすれば、誰でもすぐに始められます。
差額が利益になるので、仕組みも単純です。
また、運営会社のネームバリューがもともと高いことがほとんどのため、集客する手間もありません。
デメリット
- 在庫を抱えることによる場所、金銭面のリスク
- 世間のイメージが悪い
- 顧客や事業者との間でトラブルになることがある
物を仕入れるので場所を取るデメリットがあります。
そして、万が一売れない場合は利益はゼロなので、金銭的なリスクも同時に負うことになります。
また、最近は非現実的な高額販売や顧客間とのトラブルのニュースが増えているため、そもそも「せどり」「転売」に悪いイメージを持っている人が多くなっています。

最近よく転売ヤーのニュースを目にするね

転売ヤーって悪い人たちのことじゃないの?
違法になる場合は?

(画像出典元:https://frauddetection.cacco.co.jp/media/knowhow/9636/)
- 古物許可証を持っていない
- 確定申告をしない
- チケットなどの興行主の高額販売
「転売」「せどり」をビジネスにする場合は「古物許可証」が必要になります。
必要書類と手数料を持って警察署に行けば申請できるものになります。
収入が20万円を超えると確定申告が必要になります。この申告が漏れていると脱税とみなされるので注意が必要です。
「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律」(略称:チケット不正転売禁止法)により興行主の高額販売は法律で禁止されています。

「せどり」「転売」自体に違法性はないんだね。
確定申告はうっかり忘れてしまいそう。
気を付けないと。

「知らなかった」では済まないから、
ちゃんと調べてから始めないとね。
まとめ
「せどり」「転売」自体に違法性はないため、正しく運用できれば自分の可能性の幅を広げられます。
副業として気軽に始められますし、適正な価格で取引されれば消費者にとっても嬉しいことです。
こつこつ継続し稼げるようになれば、独立することも可能なので夢が広がる職業でもあります。
しかし、間違った知識で取り引きしてしまうと、法に触れてしまう可能性があるので気を付けなければなりません。
スマホ一つでできる利便性がある反面、商品開発者や消費者の権利も関わってきます。
正しい倫理観・モラルをもって取り引きしましょう。
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