スタバはドリンクの種類が豊富ですが、顧客の好みによって、細かくカスタムできることでも知られています。
しかし、スタバでラクトースフリー対応までできるかどうか気になる方も多いと思います。
今回は、スタバでラクトースフリー対応ができるかどうか、調査しました。
(アイキャッチ出展元:https://menu.starbucks.co.jp/4524785000865)
ラクトースは乳製品に含まれている
ラクトース(乳糖)とは母乳や牛乳に含まれる栄養素のことです。
ラクトースに対して耐性がない方が牛乳や乳製品を摂取すると、ラクトースを分解する酵素を十分に持たないため、消化不良を起こし、腹痛や下痢などの症状を起こすことがあります。
ラクトースフリーとは、ラクトース不耐性の方向けに、あらかじめ酵素でラクトースを分解した乳製品のことです。
海外では比較的メジャー
あまり聞きなれない言葉ですが、近年日本でもラクトースフリーの商品がいくつか販売されています。
欧米では比較的メジャーとなっており、スーパーでも様々なメーカーの商品が購入できるようです。
しかし、実は欧米人よりもアジア人の方がラクトースを分解する酵素を持たない人の割合が多く、日本人では成人の約20%〜25%が症状に悩まされているというデータもあるようです。
小さい頃、給食の牛乳を飲むのが苦手だった、という方は、このラクトース不耐性の可能性があります。
スタバでラクトースフリーミルクは頼める店舗もある
残念ながら、ラクトースフリーミルクの対応は、日本の店舗では実施していません。
しかし、海外の一部の国では、対応を行っているようです。
例えばカナダのスタバでは、ラクトースフリーミルクの変更が行えます。
カナダのスタバではソイミルクやノンファットミルクなど日本でも出来るミルクのカスタマイズのほか、「2%Milk(乳脂肪分2%:通常のWhole Milkは3.25%)」「ココナッツミルク」「バニラミルク」など、カスタマイズできるミルクが豊富にあります。
アメリカでは訴訟問題に発展
日本を初め、一部の国を除きスタバではラクトースフリーミルクのカスタムができないため、ラクトース不耐性の方は「nondairy milk=植物性ミルク」でオーダーすることになります。
例えば、日本では豆乳・アーモンドミルク・オーツミルクに変更することが可能です。
しかし、変更はオプションとして、プラス55円掛かります。
アメリカでは2024年3月、「植物性ミルクへ変更する際にコストがかかることは、ラクトース不耐性の人に対する差別である」として、米スターバックスが提訴されています。
アメリカの2022年の市場調査によれば、牛乳は1ガロンあたりの生産コストが$4.21に対し、植物性ミルクは$7.87と2倍近くのコストが掛かっていることが判明しています。
このように、通常植物性ミルクは牛乳に比べ生産コストがかかることが、商品価格にも反映している主な要因です。
まとめ
今回は、スタバでラクトースフリー対応はできるのかどうかを調査しました。
ラクトース不耐性のある方のみならず、アレルギーのある方にとっても、植物性ミルクの種類が多いことは非常にありがたいことです。
スタバはミルクのカスタムの他、コーヒーもデカフェが選択できるため、妊娠中・授乳中の方にも配慮したオプションが用意されています。
多様性に対しての対応が求められる中、世界規模で発展しているスタバに対し、より消費者は期待を寄せているではと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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