ゲーミングチェアやオフィスチェアに付属しているヘッドレストは頭と首をサポートしてくれて、PC作業を快適にしてくれます。
しかし、使い方によっては逆効果になってしまうことがあり注意が必要です。
今回は、ヘッドレストの正しい位置と使い方について調査しました。
(アイキャッチ画像出典元:https://dime.jp/genre/1411357/)
ヘッドレストとは?
ヘッドレストの概要
「ヘッドレスト」は、「ヘッドレストレイント(head restraint)」の短縮形で、自動車の座席に取り付けられる安全パーツを指します。
このパーツは発進時のG力や事故の衝撃から頭や首を守る役割でつけられており、オフィスチェアやゲーミングチェアにもつけられるようになりました。
ヘッドレストを椅子につけることで、頭と首のサポートすることができ後傾姿勢を好むワーカーやプログラマーに特に重要です。
ヘッドレストの種類
ヘッドレストは固定式、可動式の二種類があります。
- 固定式ヘッドレスト:丈夫でクッション性が高く、ヘッドレストが一体化しています。高さや角度調節は制限されますが、ヘッドレストをあまり使わない場合に向いています。
- 可動式ヘッドレスト:高さや角度調節が可能で、体格に合わせやすく、取り外しも可能です。PC作業やリラックス中にヘッドレストを活用でき、適切な姿勢を維持し、疲労を軽減します。
ヘッドレストのメリット
ヘッドレストは、正しい使い方をすることで以下のメリットを得ることができます。
- 頭の負担を軽減:頭部をヘッドレストに預けることで、頭にかかるストレスを軽減することができます。
- リクライニング機能:チェアをリクライニングさせて仮眠をとる際にもヘッドレストは便利で、リラックス効果を増幅させます。
- 正しい姿勢をサポート:ヘッドレストは、正しい姿勢を保つ補助を行ってくれるため、猫背や腰痛になりにくくなります。
椅子についているヘッドレストは車についているものが由来なんだね。
ゲーミングチェアや高級オフィスチェアについているよね。
ヘッドレストの正しい位置と座り方は?
正しい位置は?
ヘッドレストの正しい位置は、頭ではなく後頭部と首の境界線に調整し、首の上の部分に当てることです。
こうすることで、頭部ではなく首をサポートする「首当て」としての役割を果たすことができます。
正しい高さに設置することで、頭部から首や肩への負担を分散し、快適な座り姿勢を保ち、長時間の作業やゲームに集中しやすくなります。
正しい座り方は?
ヘッドレストは、間違った使い方をしてしまうと首や肩を痛める原因になります。
以下に、ヘッドレストを使った際の正しい座り方をまとめました。
かかとを床につけ、足を平らに置く
かかとを床につけ、足の裏全体も床に接触させます。
足が床につかないと姿勢が不安定で、歪みが生じる可能性があります。
深く腰掛けて骨盤を立てる
チェアに深く腰掛け、お尻の後ろを背もたれに合わせ、背筋を伸ばします。浅く座ると骨盤が後ろに、前のめりに座ると前に傾きます。
正しい骨盤の位置は坐骨が垂直に立つことで確認できます。
画面と目線を平行にする
チェアに座り、モニターに向かって目線を正面に合わせます。
目線が画面の中心部に合わない場合は、モニターの下に何かを置いて調整し、目線を画面と平行に保ちます。
位置が悪い場合、猫背や不調の原因となるため、目線の高さに注意が必要です。
ヘッドレストっていう名前だけど、首あてとして使うといいんだね。
姿勢よくすわることが大事なんだね。
使わないほうがいい人
ストレートネックや猫背の状態にある方
ストレートネックは首の自然な湾曲が失われ、首がまっすぐになる症状で、猫背は背骨が正しい位置にない状態です。
ヘッドレストはこれらの状態では体のラインと合わず、逆に症状を悪化させることがあるため、注意が必要です。
前傾姿勢が多いデスクワークなどの作業を行う方
前傾姿勢が多い場合、ヘッドレストは正しい姿勢をサポートしきれず、逆に首の不快感を引き起こす可能性があります。
このような場合、前傾機能を備えたチェアが適しています。
まとめ
今回は、ヘッドレストの正しい使い方について調査しました。
- ヘッドレストは、「ヘッドレストレイント (head restraint)」の短縮形で、頭や首の負担軽減や姿勢制御のために椅子につけられている。
- ヘッドレストの正しい位置は、頭ではなく後頭部と首の境界線に調整し、首の上の部分に当てることが重要である。
- ヘッドレスト付きの椅子に座る場合は、骨盤を立てて安定した状態で座ることで効果を発揮できる。
- 猫背やストレートネックの人や、前傾姿勢で作業することが多い場合は、ヘッドレストは使わないほうがいい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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