2023年9月に期間限定で、銀座三越とモスバーガーがコラボしてデパ地下クオリティのハンバーガーを発売し、話題を呼びました。
また、ハンバーガー業界の売上において1位はマクドナルド、2位はモスバーガーですが、それぞれに良さがあるので「マックとモスどっちで食べよう?」と迷ったことがある人も多いと思います。
今回は、モスバーガーの強みと弱み、マクドナルドとの違いについて調査しました!
(アイキャッチ画像出典元:https://tamapon.com/2020/06/28/mosburger-netorder/)
モスバーガーの強み
モスバーガーは「ファストフードでありながら、野菜やパテにこだわりを持っていて、価格よりも美味しさや顧客満足度で勝負をしている」というイメージがあります。
そんなモスの強みは以下の通りです。
高品質で安心・安全

(画像出典元:https://www.mos.jp/)
モスバーガーは2022年に創業50周年を迎えましたが、45周年の際「日本のハンバーガーを、もっとおいしく。」というスローガンを掲げ、バンズを10年ぶりにリニューアルし、全粒粉や国産小麦の配合をアピールしていました。
また、ホームページには食の安全性についてのこだわりを掲載しています。
野菜の産地や生産者についてはもちろん、出荷までのプロセスやお店に届くまでの管理のポイント等を細かく記載しています。
モスは「おいしさ」と同じくらい食の安全性を重要視しているのです。
日本人向けな味付け

(画像出典元:https://www.mos.jp/)
定番商品の「モスバーガー」は徹底して日本人の味覚に合うようにこだわり続け、試行錯誤の結果、開発されました。
更に、テリヤキチキンバーガー、モスライスバーガー、ロースカツバーガー等の和風メニューを定番化しています。
多様なニーズに応えるメニュー

(画像出典元:https://www.mos.jp/)
通常のバンズを使ったメニュー以外にも、多様なニーズに応えるメニューが展開されています。
バンズの代わりにレタスを使った「モスの菜摘」や、大豆由来のパティを使った「ソイパティ」、7大アレルゲン食材を使わずに作られた「低アレルゲンメニュー」等、様々です。
2020年には動物性の食材を使用しない「グリーンバーガー」を初めて発売し、話題になりました。
モスバーガーの弱み
2023年3月、営業利益が98.8%減の4100万円、最終赤字は3億1700万円となりました。
理由について、モスバーガーの弱みと共に見ていきます。
手作り感にこだわる故の高騰打撃
原材料費や光熱費高騰の影響はモスに限ったことではありませんが、安心安全にこだわっている為、他のファストフード店よりも原材料の管理費等に経費がかかっています。
そしてモスがもう1つこだっているのが「手作り感」です。
注文を受けてから商品を作り始めるので、手間ヒマがかかる分、他社よりもコストカットできる部分が少なく人件費にも影響しているのです。
宣伝力の弱さ
モスバーガーでは、2008年よりテレビCMを大幅に減らし、広告は携帯電話のメールマガジンを中心にする方針に切り替えました。
しかしこのメールマガジンはもともとモスが好きで情報を知りたい人が登録するものであり、不特定多数の人が目にすることはありません。
やはりテレビCMの効果は大きいと言えます。
マクドナルドとの違い
- 価格が割高
- 野菜が多く、健康志向
- ターゲットは働き盛りのミドル世代
- 店舗数が少ない為、「最寄りのモス」が遠い可能性もある
- 注文を受けてから作り始める為、提供時間がかかる

マックの店舗数が2937に対してモスは1249なんだって!(2022年4月時点)

圧倒的にマックが多いのね
まとめ
今回はモスバーガーの強みと弱み、マクドナルドとの違いを調査しました。
原材料の品質を守ることを重視する為に宣伝広告費をかけないモスバーガーには、安心安全に時間とお金をかけられるミドル世代の根強いファンが多いことがわかりました。
コスパや手軽さで幅広い客層に選ばれているマクドナルドとはこれからも差別化を図っていくのでしょうか。
今後の展開も楽しみですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
もしよろしければ、下の「OFUSEで応援(投げ銭)する♪」ボタンで運営への寄付を少額でも良いのでお願いいたします。
コメント