Amazonは世界最大のオンラインショッピングモールであり世界中の多くの人々に利用されている一方で、偽造品が販売されることがあります。
その為、偽造品を撲滅するためにAmazonは「偽造品犯罪対策チーム」を設立し、偽造品や不正販売の排除に実績をあげています。
今回はAmazonは「偽造品犯罪対策チーム」の実績について調査しました。
(アイキャッチ画像出典元 : https://goworkship.com/)
Amazonマーケットプレイスとは
Amazonマーケットプレイス(Amazon Marketplace)は、Amazonが所有・運営する電子商取引(EC)プラットフォームです
Amazonが直接販売する商品以外が「Amazonマーケットプレイスの商品」となります。
Amazonマーケットプレイスでは個人や法人が商品を出品し、新品だけでなく中古品や再生品も販売できます。
Amazonマーケットプレイスでの購入はAmazon.co.jp注文と同じ手順で、支払い処理は商品発送時ではなく注文完了時に行われる場合があります。
偽造品の氾濫でNIKEが撤退
NIKEは「消費者とより直接的で緊密な関係を築いていくためにアマゾンでの販売終了を決定した」とコメントし、2019年にAmazonでの自社製品の販売を終了しました。
NIKEは、2017年にアマゾンに出店しましたが、わずか2年で撤退となりました。
撤退の理由は「Amazonがマーケットプレイス上に氾濫(はんらん)する偽物や並行輸入品を排除できなかったこと」とされています。
2019年 Amazonは偽造品犯罪対策チーム立ち上げ発表
2019年、Amazonは偽造品を出品・販売している事業者に対し法的責任を追及するために、元連邦検察官、経験豊富な捜査官、データアナリストで構成された国際的な犯罪対策チームを結成したと発表しました。
偽造品の出品を未然に防ぐために5億ドル(約540億円)以上を投資し、不正の疑いがある60億件以上の出品商品を削除し、250万件以上の不正アカウントを、閉鎖したと実績を述べました。
また、不正行為者がAmazonの規約に違反して偽造品を出品した事案を調査し、悪質な業者に対して訴訟を起こしています。
Amazonのブランド保護の取り組み
2023年レポートによるとAmazonは、ブランドを保護し偽造品を排除するために4つの点を重点的に取り組んでいます。
- 積極的な防止策
- ブランドを保護する強力なツールを開発
- 悪質業者に対する法的責任の追求
- お客様の啓発と支援
2023年レポート 犯罪対策チームによる実績
- 悪質業者による新規出品アカンウト開設を80万件阻止
- 80億件の出品のスキャンを毎日実施
- ブランドオーナーからの要請の前に99%の悪質な出品を削除
- 民事、刑事手続きを通じて1,300件以上の犯罪に対して法的措置を取った
- 公的機関と連携し倉庫や物流ネットワークから600万点の模造品を処分
Amazonから届いたものが偽造品だったらマーケットプレイス保証
Amazonの犯罪対策チームは多くの実績を上げていますが、依然として偽造品や不正販売の撲滅には課題があります。
購入したものが偽造品だった場合にはマーケットプレイス保証を利用して代金の返金を求めることができます。
Amazonマーケットプレイス保証は、マーケットプレイス出品者が販売および発送する商品を購入の場合に適用され、購入した商品のコンディションや配送を保証するものです。
返品・返金を申請する方法
- Amazon注文履歴ページにアクセス
- 該当する注文を見つける
- 注文内容を表示を選択
- 返品理由「注文した商品とは違う商品が届いた」を一覧から選択
- 返金をリクエストを選択します
- テキストボックスにコメントを入力します
- 送信を選択
指定した返送方法で商品を返送し、商品が確認できたら返金が迅速に行われます。
まとめ
Amazonの犯罪対策チームが、偽造品や不正販売の撲滅に向けて、積極的に取り組んでおり、多くの実績を上げていることを調べました。
しかし課題は多くあり、完全に偽造品を撲滅するまでにはなっていませんので偽造品が届いてしまった時の返品・返金の手順についても紹介しました。
Amazonで安心してお買い物ができる日がくることを期待したいです。
最後まで、お読みいただきありがとうございます。
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