観光タクシーは、観光地を効率よく回るために便利な交通手段ですが、お礼で「心づけ」を渡すこともあります。
しかし、心付けの金額はどれくらいが相場なのか分からないという方も多いかと思います。
今回は観光タクシーの心付けの意味と相場について調査しました。
(アイキャッチ画像出典元 :https://www.farbeco.jp/)
観光タクシーとは
観光タクシーとは、観光地を巡ることを目的としたタクシーサービスで運転手は、お客様を目的地まで送り届けるだけでなく、観光名所を案内します。
特徴は以下の通りです。
- 時間貸しのタクシー
- 運行ルート・時間帯・運行時間が決められる
- 観光ルート別運賃など時間制で定額運賃場合が多い
- 案内料・ガイド料が不要
- 荷物は車内に置けるので身軽に観光できる
- ツアーでは行きにくい隠れた名所や、お食事処を紹介してもらえる
- 運転を気にしなくて良いので飲酒できる
荷物が多くなりがちなお子さま連れの家族旅行や少人数のグループ旅行にも適しています。
「心付け」とは感謝の気持ち
心付けとは、「今からお世話になる人」「お世話になった人」に対して感謝の気持ちを伝えるために渡すお金を意味しています。
観光タクシーだけでなく冠婚葬祭や旅館での宿泊の際など従業員さんに渡す習慣があります。
「心付け」と「チップ」との違い
日本における「心付け」と似た文化で「チップ」があり、サービスを提供する従業員さんに渡すお金のことをいいますが、お金を渡す目的や特徴に違いがあります。
心付け
- [目的]お世話になる人に対して感謝の気持ちを表す
- [タイミング]サービスを受ける前
心付けは、気持ちを表すお金であるため明確なルールはなく、渡す相手や金額の目安が団体や組織(例えば相撲のお茶屋さんなど)で異なる可能性がありますので事前に調べておくと良いです。
チップ
- [目的]サービスの対価として渡す(料金の15〜20%程度)
- [タイミング]サービスを受けた後
欧米などの海外ではサービス料が含まれていない場合が多く、チップはサービスを提供した従業員のものとなりチップで生計を立てています。
観光タクシーの「心付け」の相場は
気持ちなので明確なルールや相場は無いのですが、以下を目安すると良いでしょう。
- サービスを受ける時間の長さ
- 観光案内の場所
- 記念写真撮影の有無
- トランクに荷物を運び入れてくれる
- 乗り降りの介助をしてくれる
- 車を汚してしまった
上記を参考に料金の10%から20%ほどと考えると良いでしょう。
中には心付けを断るドライバーさんもいるかもしれませんが、その場合は金銭でなくお弁当やコーヒーなど物品でお渡しすると受け取ってくれるかもしれません。
「心付け」のマナー
「心付け」を現金のままで渡すのはマナー違反です。
渡すのは硬貨ではなく紙幣で、新札を用意するまでは必要ありませんが、なるべく綺麗な紙幣を用意し、金額に応じてポチ袋や懐紙や封筒を用意しましょう。
例えば、千円札なら折りたたんでポチ袋や懐紙、五千円札や一万円札なら封筒、と使い分けをすると良いです。
渡す時には、「お世話になります」「よろしくお願いします」など感謝の気持ちを添えると丁寧な印象になります。
社内ルールなど規定があるからと断られたらドライバーさんの意向を尊重し無理に渡すことはせずに言葉で感謝の気持ちを伝えましょう。
まとめ
観光タクシーの心付けは、ドライバーさんへの感謝の気持ちを示す大切なものです。
心付けを渡すことでドライバーさんとコミュニケーションが円滑になり、より楽しい観光旅行となるでしょう。
最後まで、お読みいただきありがとうございます。
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