最近ちまたで、通勤通学に便利ということで密かに人気が上がっている電動キックボードですが、ちょっと気になる事故のニュースも無視はできません。
電動キックボードで歩道を走行し、60代の女性に衝突して、怪我を負わせたにもかかわらず、立ち去ろうとして逮捕された事件は記憶にありますね。
今回は電動キックボードの乗り方やルールについて再度確認したいと思います。
電動キックボードとは
メディア掲載いただきました(^^♪ トラベル Watch 5万円台の電動キックボード「eXs1TKG」。改正道交法対応で折りたたみ式 https://t.co/H8YEd8zcj6
— eXs|電動キックボード (@eXs_mobi) July 28, 2023
電動キックボードとは「2輪または3輪以上のタイヤで走行する電動モーターが取り付けられた乗り物」をさします。
騒音や排気ガスもない、小回りが利くなどの利点をもった便利な乗り物です。
道路交通法上は、電動キックボードは「車両」としています。
道路交通法改定
2023年7月の道路交通法改定により、特定小型原付という新しい区分が生まれ、条件を満たせば、以前より気軽に利用できる乗り物になりました。
改正後 | 改正前 | |
運転免許 | 不要 | 必要 |
ヘルメット | 任意(努力義務) | 必要 |
ナンバープレート | 必要 | 必要 |
走行場所 | 車道・自転車レーン・ 路側帯・歩道 |
車道のみ |
年齢制限 | 16歳以上 | 免許に準ずる |
自賠責保険 | 必要 | 必要 |
走行場所の規定
特定小型原付という区分でいろいろと変更箇所があり、改定前は車道しか走行できませんでした。
改定後は、原則として車道の左端を走行するとなっていますが、条件付では歩道を走行することも可能です。
ただし、原付モデルの商品は車道のみ走行可能となります。
「歩行者用路側帯」は通行不可
道路の左側にある路側帯については、「歩行者用路側帯」は通行不可となり、あくまで、自転車が走ることのできる場合にのみ、認められています。
交通違反をしない利用方法
ナンバープレートや自賠責保険の加入などは購入時にめんどくさがらずに素早く手続きをすませておきましょう。
怠ってしまうと交通違反となってしまいます。
事前の手続きが必要
ナンバープレート
電動キックボードはナンバープレートの取得、車体への取り付けが必須です。
ナンバープレートを装着せずに公道を走行すると、取り締まりの対象となるので事前に手続きをしておきましょう。
ナンバープレートの取得は住民票のある市役所で、30分程度で手続きができます。
自賠責保険
公道走行する場合、自賠責保険の加入は必須です。
自賠責保険とは、万が一対人事故をおこした際に補償をする保険です。
自賠責保険の加入は販売店またはコンビニ等でも可能です。
加入手続き後に保険料を支払うと、加入証明のシールがもらえるので、ナンバープレートの見える所に貼っておきます。
事前に準備するもの
手続きには以下のものが必要です。
- 販売証明書(購入時に販売店からもらえる)
- 印鑑(三文判でOK)
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・健康保険証)
市役所の窓口で「電動キックボードの登録とナンバープレート取得の手続き」と伝え、所定の書類を記入してください。
走行時の注意点
交通ルールを良く理解し、携帯電話を使用しながらの運転や、酒気帯び、二人乗りなどは取り締まりの対象となりますので、正しく乗りましょう。
乗車する電動キックボードの性能を知ることや交通量が多い場所などでは、降りて手押しで歩道を歩く事も重要です。
まとめ
最近では後輪が2輪の電動キックボードも発売され、バランス感がよく、シートも設置されており、ヒールやスカートの女性でも安心して乗りやすいものもあります。
自動車などとは違い、小型で便利な電動キックボードですが、乗り方やルールを理解せずに使用すると怪我や事故につながる場合もあり、注意が必要です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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