小学生が夜遅くまで習い事に通う姿をよく見かけますが、犯罪にまきこまれるなど危ないのではと思うこともあるかと思います。
その為、タレントの小学生たちには時間規制はありますが、習い事に通う小学生には時間の規制はあるのでしょうか。
今回は小学生が何時まで外出しても良いのかを調査しました。
小学生の習い事は何時まででも法律違反にはならない
小学生が夜遅くまで塾通いなど当たり前の光景で疑問に思う人も少なくなりましたが、
「遅い時間に子どもが一人で大丈夫なのだろうか」
「早く眠らなくて大丈夫なのだろうか」
と心配になります。
しかし。小学生が遅い時間まで習い事をしても法律違反にはなりません。
労働基準法は、年少者(18歳未満)は22時から5時までの間の就業はさせてはいけないことと定めています。
そのため、タレント等の子どもたちは22時までしか仕事をすることができませんが、習い事は労働ではありませんので法律的な規制はありません。
小学生が外出してもいい時間は何時まで?
夜間に小学生を外出させないのは保護者の努力義務によります。
保護者は、通勤・通学その他の正当な理由がある場合を除き、夜間に青少年を外出させないように努めなければなりません。(大阪府【条例第25条】)
対象となる青少年の区分と外出させてはならない時間帯
- 16歳未満の者:午後8時から翌日の午後4時
- 16歳以上18歳未満の者:午後11時から翌日午前4時
青少年保護育成条例は各自治体によって定めがあります。
東京都では、18歳未満は23時~朝5時は、単独での外出は禁止とされています。
その根拠は青少年の不良化や体調不良など、様々な不具合を発生させる原因となる可能性が高いからです。
法律的には違反とはなりませんが、やはり遅い時間まで習い事をするのは注意しなければいけないこともたくさんあるようです。
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小学生の門限
小学生になると行動が活発化してきます。
防犯上の面や健康的な生活を保持するために、各家庭で門限を定めている家庭も多くあるようです。
門限の意味
門限というのは、決められた時間までに家に帰ることです。
小学生になるとひとりで自由に行動しはじめるため、あらかじめ帰ってくる時間を約束しておくと意識づけにもなります。
門限を決める理由
門限を決めておくことでどのような効果があるのでしょうか?
理由は次の通りです。
- 子どもの安全面の配慮
- 生活のリズムを整える
- ルールを守ることを学ぶ
小学生の門限の一般的な時間帯は「外が暗くならないうちに」
小学生が自宅に帰ってくる時間で一般的に好まれるのは、外が暗くならないうちの「午後5時~6時ころ」となります。
遊ぶのが夢中で時間の経つのを忘れてしまっても、外が暗くなるというキーワードは明解でわかりやすいのがポイントです。
習い事ランキング
小学生は吸収力が高く、できればこの時期に隠れた才能をのばしたいと思う親御さんも多いでしょう。
現在小学生が習い事をしている割合は、約7割いると言われています。
習い事の費用は1ヶ月平均で「1万6,676円」です。(参考:2024年ベネッセコーポレーション調べ)
小学生人気習い事ランキング
- 1位:水泳
- 2位:英会話などの語学
- 3位:学校の予習・復習
- 4位:ピアノ・電子オルガン
- 5位:習字
- 6位:サッカー・フットサル
- 7位:計算・漢字
- 8位:受験のための学習
- 9位:ダンス
- 10位:体操・リトミック
習い事は2つ以上している小学生も半数程度いるため、家計に少なからず負担となります。
自治体によっては習い事の補助金を行っているところもありますので、そちらを利用するのもいいかも知れません。(大阪市習い事・塾代助成事業)
夜遅くに外出しなくていいオンライン塾
コロナ禍のおかげといっていいかどうかわかりませんが、オンラインで行う講座などが続々と登場しました。
オンライン化はどの分野でも以前より検討はされていましたが、必要にかられて急遽環境が整えられ、今ではオンライン塾も当たり前となっています。
オンライン塾であれば、夜遅くまで小学生が外出する必要はありません。
自分なりのペースで勉強ができることも大きなメリットとなり人気があります。
まとめ
夜遅くまで塾通いをしていた小学生たちですが、最近ではオンラインでの授業を取り入れている学習塾も増加しています。
夜遅くに外出しなくても自宅で学べる習い事は安心ですね。
友だちや先生とのコミュニケーションが不足しがちになるのは少し淋しいですが、習い事の種類も方法も選択肢はたくさんあります。
安全で楽しく通える習い事をぜひ探してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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