タブレットは、インターネットや動画、ゲームなど、さまざまな用途で活用できる便利なデバイスです。
しかし、不注意による落下で破損してしまうと、修理に高額な費用がかかったり、買い替えが必要になったりすることもあります。
そこで今回はタブレットを落下させて破損してしまった場合、メーカー保証や販売店の延長保証で無料修理はできるのか調べました。
(アイキャッチ画像出典元 :https://saiyasu-syuuri.com/)
メーカー保証が1年なのは故障の発生率が製造直後が多いから
タブレット端末は多数の電子部品を使用し、携帯することが多いといった特徴があります。
メーカーは利用者の様々な使用環境を想定して故障しそうな部品を排除していますが、それでも故障率をゼロにすることはできません。
工業製品における故障率の推移は故障率曲線といいますが、その形が浴槽(バスタブ)に似ていることから、一般にバスタブ曲線と呼ばれています。
図にあるとおり、故障の発生率は製品を使用される期間内で一定ではなく、使用を開始した直後が高くなる傾向があります。
「初期故障期間」とは工場からユーザーの自宅までの流通過程での取り扱いや、量産の初期段階における部品や品質ばらつき、組立工程における習熟度が相まって発生する故障期間です。
メーカーの保証期間は、「初期故障期間」の故障を保証する意味で設けられているので、ユーザーの不注意によるタブレットの落下で破損したものを保証するものではありません。
販売店の延長保証はメーカー保証に準ずる
販売店では独自の顧客サービスとして、ポイントや現金で支払うことで加入できる延長保証サービスを用意していることが多いです。
その内容は、保証期間中に起きた自然故障(製品を正しく使用していて起きた故障)に対して無償修理を受けられるサービスで、ユーザーの不注意による落下による破損は対象外となり、無償修理とはなりません。
クレジットカード付帯ショッピング保険
ショッピング保険とは、カードで購入した商品の破損・盗難などの損害を補償する保険です。
付帯の有無はカードの種類によって異なり、また保険適用条件、補償内容も異なりますので確認しましょう。
クレジットカードで商品を購入してから90日の期間保証の場合が多いです。
タブレットをクレジットカード決済で購入しているなら確認をしてみましょう。
物損付き家電延長保証
物損付き家電保証は、メーカー保証とほぼ同等の内容の延長保証(自然故障の保証)に加えて「偶然の落下・破損・水濡れ等の物理的損傷(物損故障)」を起因とした故障内容も保証するサービスです。
タブレットやスマホに特化した物損付き保証サービスも存在し、他の物損付き家電延長保証よりも価格がリーズナブルなのが特徴です。
物損付き家電延長保証は各社とも条件や内容が異なりますので、よく理解して自分の状況に応じたものを選ぶと良いです。
申請の際に気をつけること
ショッピング保険や物損付き家電延長保証を申請する際には以下のことに気をつけるとスムーズです。
- タブレットを購入した日を調べる
- いつ・どこで・どのように破損したのかメモをとる
- 破損したタブレットの画像をできるだけたくさん撮影する
タブレットを購入した日はクレジットカードで購入したのならカード利用明細を確認したり、オンラインで購入した場合はショップからのメールを調べると分かります。
商品が破損した状況を聞かれたり、書類やオンラインサービスで記載することがありますので、破損した状況をあらかじめメモにしておくとスムーズです。
タブレットの破損状況を知らせるために画像の提出を求められるので、破損箇所だけでなくどの機種かわかるようにタブレットの全体がわかるような画像(前面・裏面)も一緒に撮影しておくと良いです。
まとめ
メーカーの1年保証や販売店の延長保証は、タブレットの落下による破損は無償修理の対象外となりますので注意が必要です。
物損付き家電延長保証やスマホ・タブレットに特化した物損付き保証に加入することで、落下による故障が発生しても、安心してタブレットを使い続けることができます。
タブレットを購入する際には、物損付き保証の加入の検討もすると良いでしょう。
最後まで、お読みいただきありがとうございます。
もしよろしければ、下の「OFUSEで応援(投げ銭)する♪」ボタンで運営への寄付を少額でも良いのでお願いいたします。
コメント