DefiとはDecentralized Financeの略で分散型金融サービスの総称で、銀行を介さずにユーザー間で直接やり取りができ、銀行などよりも費用がかからないサービスです。
しかし、どんなものなのかそもそも分からないという方も多く、法律も整備されていないので不安という方も多いですが、だからこその旨みもあります。
今回はDefiの解説とメリットデメリットをお伝えし、一人でも多くの方が利益を得られるお手伝いをしていきたいと思います。
(アイキャッチ画像出典元:https://coincheck.com/ja/article/451)
Defiとはブロックチェーンを基盤にした分散型金融サービスの総称
Defiとはブロックチェーンを基盤にした分散型(非中央集権型)金融サービスの総称のことです。
DeFiは既存の金融サービスとは異なり、銀行や企業などの管理者を介さずに、ユーザー同士が直接取引を行うことができます。
Defiのメリット
Defiでは下記のようなメリットがあります。
- 高速・低コストで金融サービスを利用できる
- 個人情報の提示と本人確認が不要
- 24時間365日、利用することができる
高速・低コストで金融サービスを利用できる
DeFiには中央集権的な組織が存在しない為、ユーザーは従来型の金融サービスよりも低コストで利用することが可能です。
銀行といった仲介が無く、ユーザー同士が直接取引することにより、かかる時間も短縮されます。
個人情報の提示と本人確認が不要
銀行の口座開設には本人確認が必要ですが、中央集権的な管理者が存在しないDeFiには本人確認が不要で、個人のプライバシーが侵されることもないです。
一般的に、DeFiは銀行や証券会社のように個人情報を登録して口座開設をする必要がなく、仮想通貨のウォレットを接続するだけで利用することができます。
仮想通貨のウォレットも個人情報の提示などは必要とせず、メールアドレスの登録やパスワードの設定だけで作成できるものが多いです。
かなり手軽にやりとりできるんだね。
必要最低限の負担で取引できるのは良いわね。
24時間365日、利用することができる
金融機関などは営業日は定められた時間内でなければサービスを受けることができませんが、ブロックチェーン技術を使ったDeFiは、取引や取引の記録に第三者の手を借りる必要がないため、24時間365日、いつでも利用することができます。
また、ブロックチェーン上にあり、1つのサーバー上で稼働しているわけではないため、サーバーダウンやシステムメンテナンスなどによって、サービスが利用できなくなるということもないです。
Defiのデメリット
Defiには以下のようなデメリットがあります。
- 利用には仮想通貨が必ず必要になる
- 消費者保護の仕組みがない
- 将来的に何らかの法規制がおこなわれる可能性がある
- 詐欺プラットフォームに引っかかってしまう可能性もある
利用には仮想通貨が必ず必要になる
ブロックチェーン上に構築されているDeFiでは、取引をおこなう際にネットワーク手数料の支払いが必要です。
例えば、イーサリアムチェーンを基盤にしているDeFiを使う場合、ネットワーク手数料の支払いにはイーサリアムが必要で、日本円などの法定通貨を使うことはできません。
つまり、DeFiを利用する際は事前に仮想通貨取引所に口座を開設して、利用するDeFiで使用できる仮想通貨をあらかじめ購入しておく必要があります。
消費者保護の仕組みがない
DeFiは現状、日本の法律では認可されていないサービスで、消費者保護の仕組みも存在しません。
管理者のサポートもなく、自己責任で対処する必要があり、利用の際には従来型の金融サービス以上に仕組みや内容をしっかりと理解する必要があります。
将来的に何らかの法規制がおこなわれる可能性がある
DeFiでのトラブル実際に起きており、世界各国で法規制をすべきとの意見が提起されています。
例えば、EUでは統一仮想通貨規制案「MiCA」において、DeFiを法規制の枠組みに加えるかどうかが議論されています。
そうした法整備や法規制が実行に移されれば、誰でも自由に取引できるなどといったDeFiの利用環境が今後、大きく変化してしまう可能性があります。
このままの状態が続くとは限らないんだね。
利益を生み出すのは今のうちかも。
詐欺プラットフォームに引っかかってしまう可能性もある
DeFiの世界には、ユーザーを欺くことも目的とした悪質なプラットフォームも多くあり、ウォレットの資金を抜いたり、預けたお金を持ち逃げされる(ラグプル)可能性もあります。
特に、年利数百%などの高利回りを謳ってユーザーの資金を集めているプラットフォームには注意が必要です。
高い利回りに目を奪われて、多額の資金を入金し、すべての資金をプロジェクトに抜かれてしまったという事例も多く存在します。
利用の前に十分にプラットフォームの精査を行ったり、いきなり多額の資金を入れず、まずは少額の資金から様子を見てみるなどの対応が大切です。
まとめ
今回はDefiとはどんなものなのかを解説しました。
法律も整備されておらず、利用者間で行うため非常に注意が必要ですが、だからこその旨みもあります。
世の中の人達が知る前にしっかりと自己防衛しながら利益を上げていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
コメント