網膜剥離で怖くて震えた不安体験と回復経過日記

網膜剥離
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20代前半で初めて右目が網膜剥離になったのですが、その時に診断されたときの不安と怖さは今でも覚えています。

「失明するかもしれない」

「目の手術とかどうなるのか」

そんな気持ちで怖くて震えてしまいました。

今回はどのようにして網膜剥離になってから、手術・入院をして回復していったかをお伝えします。

1.どのようにしてなったか、眼科で診断されるまで

どのようにして網膜剥離になったかというと、誰かに殴られて、とかではないです。

夏のある日、仕事をしていて光が眩しい気がしていました。

パソコンに向かって仕事をしてると

「何か違う」

「視野が狭い気がする」

右目つぶって、

左目つぶって、

「右目の視野が狭い!!」

「やばい!」

上司に相談して早退。

そのまま、家の近くの病院に行きました。

診察を受けると、網膜剥離と診断されました。

先生から

「このまま、放っておくと失明します。」

と言われました。

これを聞いた時には怖かったですね。

「片目が見えなくなるかもしれない」

「どうしよう」

「片目がなるという事はもう片方もなるかも」

「そうしたら、両目見えない生活になるかもしれない」

不安と怖さで震えてしまいました。

すぐに手術ができる病院を明日に入院できるようにしてもらい、その日は帰宅しました。

右目は半分くらい黒く、視野が欠けた状態です。

会社に入院して手術することを電話して家で不安を抱えながら、1日を過ごしました。

不安でなかなか寝つけなかったです。

2.病院に入院、手術

朝起きて、病院に向かい紹介状を渡して目に対する検査を行い、入院しました。

病室は個室だとお金かかるので6人部屋にしました。

検査して診断した結果、

「網膜が2/3程度剥がれている」

と聞いて、

さらにショックを受けました。

「そのため明日に手術をします」

と伝えられて病室を案内されました。

ベッドの上でずっと不安で目をあまり使わないように目を閉じていました。

眠ろうとするけど眠れない、結局不安に疲れて寝て、次の日を迎えました。

起きて朝の検査を受けて病室に戻り、手術に呼ばれるのを待っていました。

病室へは車椅子で移動し、目に麻酔の目薬などをいっぱいつけられて、手術用の椅子に座って椅子を倒して光を当てられます。

目以外を覆い、肩や目付近に注射を打って麻酔が効いて手術開始。

手術は光で何をやっているかは分かりません。

目に何かをしているとしか分からないですが、うっすら動きが見えると怖くて。

できるだけ何も考えず、もうお任せする思いで何も考えないようにしていました。

手術時間は1時間かからない程度でした。

手術は無事に終わってガーゼなどで右目を覆われて車椅子で病室に戻ってきました。

3.手術後の入院生活

病室に戻って看護師さんにうつ伏せで数日間寝ることを言われました。

目の中にガスを入れて網膜を貼り付けるこんな感じですかね↓

図を入れる

ガスが空気より軽いことを利用して貼り付けます。

そのため、下向きにしてガスを浮かせないといけないらしいです。

病院から穴が空いた枕と胸の下に入れるクッションを渡されて目の中にガスを入れているのですが、それが無くなるまでうつ伏せとの事でした。

あと、保護メガネをかけて目に衝撃がかからないようにすることも言われました。

もちろん、顔を洗うのも体を洗うのも1週間程度ダメ。

「つらっ!!」

まあ、しょうがないか。

うつ伏せで寝ると、保護メガネが枕の穴に入れても浅すぎてメガネが下に当たって食い込んで少し痛い。

もう少し厚みがある方が良かった。

その方が下に当たらないし。

片目は見えるからなんとか下向きながら

スマホ見たり、でも右目もなるかもと不安になってあまり使わないようにするために

音楽を聞いたり、

ラジオを聞いたり。

久々、スマホでラジオ聞いた。

オールナイトニッポンを聞いたのは

大学生のとき以来かも。

手術が終わって3,4時間がたった頃、だんだん目の奥が痛くなってきた。

食事は普通に食べて、消灯して今は22時頃。

なんかどんどん痛くなってきた、

しかも気持ち悪い、ナースコールで看護師さんに言うと痛み止めを貰えました。

でも、治らない、

痛い。

うぅ、

もう一回ナースコール。

もう、もらえないとの事で、

我慢するしかないらしい。

痛いよー、

気持ち悪いよー。

我慢できず、唸りながら過ごして数時間後に疲れて眠りました。

朝起きたら痛みは引いてました。

辛かった、苦しかった。

朝の点滴を受ける時に

手術した目のガーゼを取る。

まだ、見えない。

少し置いて、診察を受けて朝ごはん。

ご飯がおいしい。

けど、いつもより少ないから痩せるかも。

そんな事を考えることもなくとりあえず、横になって、うつ伏せを継続。

早く治らないと。

目を元に戻さないと。

うつ伏せはメガネが食い込んで顔が痛いし、腰も痛くなりますが、治すことだけ考えて耐えながら過ごしていました。

そうすると、上司が見舞いに来てくれてお花、メロン一個をくれました。

このメロンがまた問題で、一個が丸ごと一個だったわけです。

どうやって、切れば・・・。

とりあえず、ナースセンターにきいてみると、

包丁とかは危険なのでお借りできませんでした。

マジ、どうやって切るのこれ。。。

食べる用のナイフは借りれたので

それで地道に切る、ちょっとずつ切る。

し、しんどい。。。

半分に切れたけど、食べるか。

全部はいいかな。。。

入院のお見舞いにメロン丸ごとはホントやめましょう。。。

次の日には友達がゲームボーイ持ってきてくれました。

いや、目が悪いんだけど。。。

ドラクエ3がある。

久々やるか。。。

片目でも慣れてきて進めまくって。

時間潰しにはもってこいでした。

途中、片目になれず気持ち悪くなって寝たのも含めて。。。

病院には売店、病院のすぐ横にコンビニがあったので

お菓子とマンガを買い漁って暇つぶし。

4日目くらいからガスが抜けて

少しずつ見えるようになってきました。

でもすりガラス越しに見ているような感じでしたね。

それから7日目頃から

大きな形は見えるようになってきました。

この頃になると髪の毛を洗っていないので

痒くて。

そうすると、病院で頭を洗ってもらえました。
椅子に座って横に倒して、

後ろの洗面台でシャンプーをつけてもらい、

流してもらい。

ものすごくスッキリした覚えがあります。

手術から10日目くらいで

ガスも抜けて普通の体勢で寝れるようになり、

14日目で退院しました。

退院後についてはこちらをどうぞ↓

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