日医工のボーナスは無い?業務停止命令で一気に経営破綻の理由を調査!

政治経済
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日医工は2022年5月、「事業再生ADR」すなわち金銭債権者等と債務者との合意に基づき債務を猶予・減免するなどの手続きを申請し、経営破綻状態となりました。

そんな日医工の社員はボーナスは無いのではないか、そもそも人員整理でボーナスどころではないとの噂があります。

実際にどういう経営状態だったのか、経営破綻の理由を調査しました。

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日医工の会社概要

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  • 会社名:日医工株式会社
  • 本社:富山県富山市総曲輪一丁目6番21
  • 東京本社:東京都中央区日本橋本町1丁目5番4号
  • 設立:1965年7月15日
  • 資本金:259億75百万円
  • 従業員数:2,656名(2022年3月末現在、連結)

日医工は設立が1965年と昔からある製薬会社で、後発医薬品(ジェネリック医薬品)メーカーの国内最大手の会社です。

国内最大手なんて儲かってるんだね。

ジェネリック医薬品って安くても効果が同じだから私も使ってるわ。

富山大学薬学部を卒業した田村四郎氏が日本医薬品工業を設立し、ジェネリック医薬品の製造・販売を始めました。

新薬の特許が切れた薬と同じ成分ものを後発医薬品として売り出すため、新薬メーカーのように多額の研究開発投資を必要とせず、価格を安くできたため会社は成長していきました。

業務停止命令でボーナスカットは免れない!

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日医工は2021年の3月に製造や品質管理に問題があるとして、主力の富山第一工場で32日間の医薬品製造の停止24日間の医薬品製造販売業としての業務停止命令を受けました。

富山県は事前通告なしに富山第一工場に抜き打ち査察を行い、出荷試験によって不適合とされた製品を不適切な手法で再試験することが10年ほど前から行われていたことが判明しました。

別のサンプルを使ったり、錠剤を砕いたあと再び加工したりしていたとのことです。

ひどい!金儲けしか考えてないじゃないか!

薬をそんなふうに作るなんてありえない!

日本ジェネリック製薬協会は2021年3月に日医工を5年間の正会員の資格停止処分にしました。

これは除名処分の次に重い処分です。

日医工は経営破綻状態のためボーナスカットどころか人員整理の噂

2022年3月期の連結最終損益は1048億円の赤字です。

これは業務停止命令による損失と元々儲かっていなかったことが合わさってここまでひどい数字となってしまったと思われます。

ジェネリック医薬品の国内最大手だから蓄えはありそうなのになんでなのかなー。

売り上げが良くても利益が出てなかったらしいわよ。

ジェネリック医薬品の売り上げは首位でしたが、利益で見ると沢井製薬や東和薬品に次ぐ3位で一人負け状態が続いていたとのことです。

幅広いラインナップを持っていた分、売り上げは良いが、採算が合わないものも多く利益があまり出ない結果となっていたとのことです。

結果として、赤字により財務は火の車状態で「事業再生ADR」すなわち金銭債権者等と債務者との合意に基づき債務を猶予・減免するなどの手続きを行っています。

こんな状態ではボーナスはおろか人員整理も免れないと思われます。

日医工の平均ボーナスはいくら?

2021年の日医工のボーナスは年間で平均58万円という結果でした。

平均年収は675万円と製薬会社ということもあり、高額です。

しかし、今回の赤字による経営破綻によって会社がどうなるのかはわかりません。

もし、他の製薬会社に転職できるのであれば、早めに行動することをお勧めします。

まとめ

今回は日医工はボーナスは無いのでは、という噂やどのような経営状態かを調べました。

  • 後発医薬品(ジェネリック医薬品)メーカーでは国内最大手の売り上げ
  • 出荷試験による不正別のサンプル使ったり砕いて再び加工する等ありえない製造で業務停止命令されている
  • 元々、利益があまり出ておらず、業務停止命令による赤字で一気に経営破綻
  • 社員のボーナスカットはおろか人員整理の噂まであり、別の製薬会社に転職できる人はお早めに

最後までお読みいただきありがとうございます。

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