一般のドライバーが有償で人を送迎するライドシェアが、2024年4月から条件付きですが利用できるようになります。
過疎化が進んでいる地域では交通網も少なく、そういった問題に対処するために国が進める政策の1つです。
今回はライドシェアとはどういったものか、儲かるのか、問題は起こらないのかについてまとめていきます。
(アイキャッチ画像出典元:https://www.zurich.co.jp/car/useful/guide/cc-whatis-rideshare-takeup/)
ライドシェアとは?
ライドシェアとは、「ドライバー」と「同じ目的地に行きたい人」を繋ぎ、相乗りで移動する仕組みのことです。
よく混同されるカーシェアリングは、「ドライバー」と「車」を繋ぐ仕組みを指します。
専用のアプリでヒッチハイクをするイメージをしていただければ、分かりやすいと思います。
ライドシェアのメリットは費用を割り勘できる
ライドシェアの最大のメリットは、ガソリン代・高速代・駐車場代などの費用を乗っている人全員で割り勘できる点です。
1人で長距離を移動する場合、これらの費用は1人で負担しなければなりませんが、ライドシェアであれば割り勘が可能です。
そのため、ドライバーは車両の維持費の負担を軽減することができます。
利用者にもメリットがあり、それはタクシーより料金が安いことです。
ライドシェアは一般的なタクシーよりも2〜3割運賃が安いと言われているので、移動費用を減らすことができます。
ライドシェアは儲かる?
結論、ライドシェアは儲からないと予想します。
アメリカですでに行われているライドシェア(Uberドライバー)のドライバーの1時間あたりの受け取り金額は24.77ドル(約3220円)だそうです。
そこから手数料が引かれドライバーには16.54ドル(約2150円)が、時給の金額です。
時給が2150円だとむしろ高いと感じるかもしれませんが、車にかかる保険料やガソリン代などの費用はドライバーが払わなければなりません。
様々な費用を支払うとなると時給は1197円にまで下がるそうで、そうなればアルバイトと大差ありません。
ライドシェアの問題点
ライドシェアはドライバーにも利用者にも、注意すべき問題があります。
ドライバーの問題
ドライバーの問題は、ライドシェアサービスが停止または終了した場合、補償制度がない状態で職を失うことです。
したがって、ライドシェアドライバー1本で生活をしようとは考えない方が良いでしょう。
利用者の問題
利用者の問題は、ドライバーとのトラブルです。
タクシーであれば、会社がドライバーの体調確認・車両点検・酒気帯び確認が行われているのである程度安心できますが、ライドシェアの場合は利用者本人が注意するしかありません。
さらには、ドライバーが利用者に危害を加える事件も海外では発生しており、ドライバーとトラブルが起きるかもしれないと考えた上で利用する必要があります。
まとめ
今回はライドシェアとはどういったものか、儲かるのか、問題は起こらないのかについてまとめていきました。
まず、ライドシェアとは、「ドライバー」と「同じ目的地に行きたい人」を繋ぎ、相乗りで移動する仕組みのことです。
ドライバーは車両の維持費の軽減、利用者はタクシーよりも安い値段で目的地に行ける点がメリットです。
次にライドシェアが儲かるのかですが、おそらく儲からないでしょう。
ライドシェアで使用する車両はあくまでドライバーの私物なので、それらの費用はドライバー負担になります。
次に、ライドシェアの問題点として、ドライバーはライドシェアサービスが停止または終了すれば無職になる点、利用者はドライバーとトラブルに巻き込まれるかもしれない点を挙げました。
ライドシェアが4月から解禁された場合、ドライバーはライドシェアだけに頼らないこと、利用者はトラブルに巻き込まれるかもしれないことを頭に入れて、利用しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
もしよろしければ、下の「OFUSEで応援(投げ銭)する♪」ボタンで運営への寄付を少額でも良いのでお願いいたします。
コメント