白内障手術での眼内レンズ・メガネの選び方

網膜剥離
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私は強度近視のため、20代のころに網膜剥離になり、その影響で白内障が少しずつ進行していきました。

ある日、網膜剥離が再発して手術を行う際に、白内障も一緒に治療しようということになったのですが、その時に初めて眼内レンズのことを知りました。

今では眼内レンズを入れてある程度視力が良くなり、度が軽いメガネで済むようになっています。

網膜剥離の手術の影響で白内障になる方は多く、同じように手術を受ける方に向けて今回は眼内レンズとメガネの選び方をお伝えしようと思います。

お医者さんからすすめられる選び方もあるかもしれませんが、参考にして頂ければと思います。

1.白内障とは

眼の中のレンズの役割をする水晶体が濁ってしまう病気です。

白内障は、加齢に伴って発生する場合が最も一般的で、早ければ40歳から発症し、80歳を超えるとほとんどの人が白内障の状態にあるといわれています。

白内障は、放置さえしなければ基本的には失明する病気ではありません。

しかし、一度発症すると薬では治りません。

薬剤は白内障が発生する前に予防をするか、発症した初期に抑制することができますが、最終的には手術をする以外の方法はありません。

手術を怖いと感じられる方もいらっしゃるかと思いますが、白内障手術は日本国内で一年間に140万件も行われているとてもポピュラーな手術です。

総合病院や大学病院以外の一般の町の眼科でも広く行われており、入院を必要としない日帰り白内障手術が普及していますので、患者さんの負担は低くなりつつあります。

2.白内障手術でのレンズの選び方

単焦点眼内レンズの場合は手術費用にも保険が適用されるので、経済的な負担が少なくなってきています。

ここ最近は「見えやすさ」や「アフターケア」などの質を重要視する方が増えており、高額でも保険が適用されない、多焦点眼内レンズによる白内障手術を希望する方も少なくありません。

[医療費]
 ・単焦点眼内レンズ:約65,000円(保険で3割負担の場合)
  ※1割負担の場合は約22,000円
 ・多焦点眼内レンズ:約300,000円~400,000円(保険適用されない)

3.単焦点レンズの場合の度数の選び方

使用する眼内レンズの度数を調整することにより、ピントの合う位置を遠くや近くにすることができます。

ピントの合う位置を遠くにした場合、読書用の近くが見えるメガネが必要になりピントの合う位置を近くにした場合は逆に遠用メガネが必要になります。

メガネ無しで

遠くが見えた方がよいのか(遠くにピントを合わせる)、

近くが見えた方がよいのか(近くにピントを合わせる)

をよく考えて、ピントを合わせて欲しい位置を決めるとメガネ無しでの生活が多くできるようになります。

4.個人的には片方を近くが見える単焦点レンズがお勧め

個人的には単焦点レンズをおすすめします。

多焦点レンズは焦点を多くしているのでカバーできる幅が多いですが、鮮明度を比較すると単焦点レンズの方がクリアに見えるからです。

また、焦点を意図通りに合わせられるかもわからない、しかも保険適用もできないので高額となる。

それであれば、単焦点レンズを私はおすすめします。

実際に私は単焦点レンズを両目に入れて生活しています。

普段の生活は裸眼でも問題なく、車を運転するときや仕事の時にメガネを使用する感じです。

裸眼で左目が0.3程度、右目が0.7程度。

左目を手元に、右目を遠くに焦点を合わせて、近くと遠くが裸眼でも見えるようにしています。

単焦点レンズを入れる場合、片方の焦点は近く(スマホの文字が見える程度)にした方が良いかもしれません。

焦点が近くの場合は多少ずれても手で動かして焦点を合わせることができます。

しかし、焦点を遠くだけにしてしまうと近くの物を老眼鏡などでカバーすることになりますので裸眼で生活することが困難になるので私は片方だけ近くに焦点を合わせることをおすすめします。

5.まとめ

今回は白内障手術でのレンズの選び方とメガネの選び方をお伝えしました。

皆さん初めての経験ですし、どれが良いかは職業などで変わるかもしれませんが、一般的な生活を送りたいのであれば今回お伝えした選択が良いのではと思います。

私もこの選択をしていて、老眼と同じ対応で生活しておりますが慣れれば気にならなくなります。

それぞれの生活に合わせた選択があるかと思いますが、一つの参考例としてお役に立てればと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

少しでも皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

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