車を運転中、煽り運転の被害に会い怖い思いをした経験がある方も多いと思います。
ニュースでも煽り運転が原因で悲惨な事故が発生することを目にすることもありますが、なかなか煽り運転はなかなか捕まらないという現状もあります。
煽り運転がなぜ捕まらないのか、調べました。
(アイキャッチ画像出典元:https://car-moby.jp/article/car-life/road-traffic-law-accident/tailgating-road-rage-counterplan/)
煽り運転の定義
煽り運転とは、前方の車との車間距離を詰めたり、周囲の車を威嚇、挑発したりする危険な運転のことです。
警察に通報すれば捕まりそうですが、なぜこのような煽り運転が捕まらないのでしょうか。
定義があいまい
煽り運転には以下の行為が当てはまります。
- 対向車線からの接近や逆走
- 不要な急ブレーキ
- 車間距離を詰めて接近
- 急な進路変更や蛇行運転
- 左車線からの追い越しや無理な追い越し
- 不必要な継続したハイビーム
- 不必要な反復したクラクション
- 急な加減速や幅寄せ
- 高速道路などの本線車道での低速走行
- 高速道路などにおける駐停車
ただし、煽り運転に明確な定義はないそうです。
不要な急ブレーキといっても車速何㎞で何m手前でどれくらいの強さでブレーキを踏んだら煽り運転となるのか、車間距離が何m以内だったら煽り運転となるのか、人によって考えが違うと思います。
明確な定義があれば警察に通報もしやすいと思いますが、定義が曖昧なため被害を受けても通報しにくいという現状です。
後ろの車、車間距離詰めすぎだ!
え?これくらい普通じゃない?
ドライブレコーダーの普及率が低い
煽り運転を受けたときに重要なことが証拠ですが、やはりドライブレコーダーの映像が逮捕の決め手となることが多いです。
新車を購入するとドライブレコーダーがついていることが当たり前になりましたが、まだまだドライブレコーダーの普及率は低い状況です。
2022年時点でのドライブレコーダー普及率は56%と約半分でした。
全方位のドライブレコーダー搭載となるとさらに低くなります。
証拠が無い状態で通報しても言った言わないの騒ぎとなり、目撃者が居なければ、なかなか逮捕に行き着くことが難しいです。
タクシーやトラックに対するドライブレコーダーの義務化が始まりそうというニュースも見ますが、一般自動車への義務化もいつか始まるでしょう。
ドライブレコーダーの義務化により煽り運転の逮捕率は上がると考えます。
被害が分かりにくい
定義があいまいと少し似ていますが、煽り運転の被害はわかりにくいときがあります。
例えば、後ろから車間距離を詰められたり、前方車が急ブレーキをかけたとします。
結局、自分が気を付けて事故が発生しなければ、何も起きていない状態と同等となります。
もちろん事故が起きないことはとても良いことですが、事故が発生すれば明確に相手が悪いということとなり、逮捕につながります。
事故の発生しない煽り運転を逮捕することはとても難しいです。
まとめ
煽り運転がなぜ捕まらないのか調べた結果、定義が曖昧でドライブレコーダーの普及が低く証拠が集まらないことが原因だとわかりました。
煽り運転の定義は人によって異なるため非常に難しいです。
自分が加害者にならないよう今までの運転を見つめなおし常に安全運転を心がけましょう。
また被害に会ったときに残せるようドライブレコーダーの搭載を推奨します。
以上が煽り運転がなぜ捕まらないのか調べた結果です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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