交通事故の相手方がタクシーの場合は要注意!タクシー共済は最悪?

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タクシーと交通事故を起こしてしまった場合、多くの場合「タクシー共済」という共済団体との示談交渉になります。

この「タクシー共済」との交渉が最悪なため要注意なのです!

タクシー事故に巻き込まれた場合、なぜ「タクシー共済」の対応が最悪なのか、理由について調査しました。

タクシー共済とは

タクシー共済というのは、複数のタクシー会社が共同で独自に組織した共済協同組合のことです。

タクシー共済が組織された理由

タクシー会社にとって交通事故は避けられない大きなリスクです。

そのためには保険に加入する必要があります。

2004年、タクシー会社に対して任意保険に加入することが義務づけられ、従わなければ営業が認められないことになりました。

しかし、タクシー会社が抱えているタクシーの車両すべてに、それぞれ任意保険に加入するのは多額の保険料が発生し大きな負担となります。

そこでタクシー共済はタクシー会社を救済すべく、結成されることになったのです。

タクシー共済と一般の自動車保険との違い

一般の自動車保険には、加入が義務づけられた自賠責保険と任意で加入する自動車保険があります。

任意保険は、被害者を出来得る限り救済することが目的とされています。

一方、タクシー共済は被害者よりもタクシー会社を救済することに強い目的ががあり、事故の相手方のほうが不利になることが多くあるので注意が必要なのです。

タクシー共済の目的と隠れた意図

タクシー共済の目的

  • タクシー会社や運転手の保護
  • 被害者への損害賠償

タクシー共済の隠れた意図

  • 営業停止や営業許可の取り消しを避けたい
  • 運転手の免許停止などの処分回避

以上のようにタクシー共済はタクシー会社を救済するためにあり、タクシー会社に有利なように強引に主張し事故処理を進めようとします。

つまり必然的に被害者は多大な不利を被るのです。

タクシー会社が営業停止や営業許可の取り消しなどの処分をされないためということで、主張はかなり強引になります。

タクシー会社を守るためにタクシー共済はあるんだね。

被害者なのに泣き寝入りなんて最悪!

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タクシー共済の示談交渉に注意!

タクシーと事故を起こした場合、たいていはタクシー共済との示談交渉に入ります。

タクシー会社の強引な主張

タクシーとの交通事故に遭った場合、タクシー共済の主張には次のようなものがあります。

  • 交通事故なんてそもそも発生していない
  • タクシー運転手には過失はない
  • この事故で怪我をするのは考えられない
  • 事故の怪我ではないはず

タクシー会社は事故慣れしている

タクシー会社は事故に慣れています。

どうすればタクシー会社に不利にならないように、事故の処理すればいいか把握しきっています。

タクシー会社には事故処理係という専門部署を設置しているとこもあり、交渉は簡単ではありません。

交通事故が無かったことになるなんて無茶苦茶だなあ。

示談交渉は感情的になっちゃダメ!

タクシー共済に対抗するには

https://twitter.com/u93898/status/1348799277800148995

交通事故処理のプロとも言えるタクシー会社が相手の場合には、まず感情的になるのはご法度。

冷静に状況を把握しながら、落ち着いて交渉を行います。

交通事故がそもそも発生していないというような主張をされた場合には、交通事故が実際に起こったことの証拠を集めて保存する必要があります。

怪我は事故が原因ではないという主張に対抗するには、必ずすぐに病院で診断書を発行してもらうことが大事です。

  • 交通事故証明書
  • ドライブレコーダー
  • 実況見分調書
  • 病院の診断書

交通事故証明書

交通事故証明書は、事故は実際に起こったという証明になるものです。

交通事故証明書を発行するには、警察へ連絡し届出をしなければできません。

事故に遭ったら必ずすぐに警察へ連絡するようにしましょう。

ドライブレコーダー

ドライブレコーダーや周辺の監視カメラなどのチェックも、すぐに行うことをおすすめします。

また事故の目撃者の証言もそのときにとり、連絡先を聞き取ることを忘れずに行います。

実況見分調書

タクシー運転手には過失はないと言われた場合などは、実況見分調書を取り寄せる方法があります。

その内容によって実際の過失割合を主張することができます。

実況見分調書の取り寄せには弁護士に行ってもらわなければいけません。

病院の診断書

怪我の原因が事故ではないなどの主張をされた場合の対抗の手段として、病院の診断書を発行してもらう必要があります。

事故が起こったらすぐに病院で診察してもらい、必ず診断書を発行してもらうようにしましょう。

しっかりと証拠を集めよう!

被害者にとってタクシー共済は最悪だけど負けないわよ!

まとめ

タクシー共済は、事故処理のプロ集団といっても過言ではありません。

理不尽な内容に納得できないまま、強引な主張に泣き寝入りする人も多いのではないでしょうか。

交通事故が起こればパニックになってしまうでしょうが、感情的になれば相手の思うつぼです。

冷静に事故処理を行い正当な請求を行いましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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