タクシードライバーになるためには、二種免許が必要なのはご存じでしょう。
しかし、地域によっては、免許のほかに「地理試験」にも合格しないとドライバーにはなれません。
一回では合格が難しいとされる「地理試験」を調査しました。
(アイキャッチ画像出典元:https://www.toutaku.net/media/)
地理試験とはタクシードライバーになるための必須試験
- 東京、大阪、神奈川の一部地域のタクシードライバーになるための必須試験
- 各地域のタクシーセンターで毎週実施
- 試験内容は主に、主要幹線道路・交差点名・施設名を暗記し答える
- 2015年から法令の試験が追加され「地理」「法令・安全及び接遇」の2科目になる
- 40問出題され、32問正解で合格
地理試験は、入り組んだ都市部を走るドライバーに必要な知識を勉強します。
タクシーは抜け道もたくさん知ってるよね。
知らない場所に行く時は頼りになるわ。
地理試験で勉強した知識が、業務にも役立っている証拠です。
しかし、内容は難しく、一回で受からない人が多くいます。
実際に試験を受けた人の声
https://twitter.com/jyasminuuroncha/status/1639103824593059840?s=20あ〜ぁ!地理試験に落ちたぁ!あと2点。惜しかったなぁ。
— TANI (@Tani0123) June 11, 2010
地理試験には落ちたが法令は合格 pic.twitter.com/zQEdBLjVct
— サソリ (@SASORI_NO_ART) January 31, 2020
このように落ちる人が多く、合格までに平均5、6回は受けるといわれ、かなりの難関です。
試験を受けた人は「法令」は受かり、やはり「地理」がネックになります。
1科目のみ合格の場合、2年間は合格した科目の試験は免除されます。
毎週試験は実施され、受験者は何度でもチャレンジ可能です。
地理試験の一例
以下は公開されている実際の問題です。
【首都高速出入口】
(1)中台(2)用賀(3)葛西(4)清新町(5)霞ヶ関
【解答群(首都高速線)】
ア、湾岸線 イ、3号渋谷線 ウ、都心環状線 エ、4号新宿線 オ、中央環状線 カ、7号小松川線 キ、5号池袋線
『乗車地:駒沢オリンピック公園』→(1)→(2)→(3)→五本木→(4)→(5)→『降車地:日比谷線恵比寿駅』
【解答群(交差点名)】
ア、祐天寺2丁目 イ、鎗ヶ崎 ウ、柿の木坂 エ、都立大駅前 オ、祐天寺前 カ、碑文谷 キ、東京医療センター前
若者や女性が増加中のタクシー業界
観光客も戻りつつあり、ドライバーの数が足りないとされる業界ですが、近年では下記の理由から20代の若い人や女性の進出も目立ちます。
- 隔日勤務で休みが取りやすい
- 歩合制で頑張った分だけお金が入る
- 未経験でも働ける
- 正社員になれる
隔日勤務とは、朝7時から翌朝4時まで勤務したら次の日は休みという勤務形態です。
タクシー業界は、自分の夢を追いかける若者や個人タクシーを目指す人などに人気で、試験を受ける人も増えています。
目的はさまざまでも、都心部でタクシードライバーを目指すのであれば、地理試験は必須です。
ほぼ暗記だから頑張ろう。
ドライバーでいる限り一生モノの資格よ。
まとめ
今回は、地理試験に落ちたら仕事がない?タクシードライバーの必須試験を調査しました。
地理試験には、一般試験があり希望すれば誰でも受験できます。
ご興味のある方は、一度受けてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
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