キャンディでもなくチューインガムでもない、ジューシーなフルーツ感覚満載のハイチュウ。
長い歴史とともに多くの人々に親しまれてきた、不思議な食感ハイチュウの発祥はどういったものなのでしょうか。
今回はハイチュウの発祥について、ヒストリーも合わせて紹介します。
アイキャッチ画像出典元:R6ZcAa9Hr9gDq1Zz3uwSP1QpMZD4JzxUHDHb1NZz.jpg (500×375) (macaro-ni.jp)
ハイチュウの概要
- 製造会社:森永製菓株式会社
- 分類:チューイングソフトキャンディ
- 発売開始:1975年
- 流通国:世界20カ国以上
- 種類数:通算211種類が発売(2022年時点)
現在では森永製菓の代表作とも言えるベストセラー商品です。
2024年、カタカナ表記「ハイチュウ」から英語表記「HIーCHEW」へと変更されました。
1975年からあるなんて歴史あるお菓子だね。
ハイチュウの表記が変わったのは気づかなかったわ。
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ハイチュウの発祥
一口食べると、ついやみつきになってしまう不思議な食感と、果物を丸ごと食べているようなジューシーでとろけるような味わい。この革命的な発明を成し遂げたのはどこの誰なのか、大いに気になるところです。
ハイチュウの発祥って日本じゃないの?
ハイチュウの発祥地
ハイチュウの発祥の地は日本。
森永製菓が開発を行って誕生した製品です。
子供が飲み込んでも大丈夫なチューイングガムとして開発された「森永チューレット」の、後を継ぐ形で誕生しました。
ハイチュウの名前の由来
ハイチュウの名前の由来は「森永チューレット」を、大人向けのハイグレードにしたものという意味です。
ハイチュウのパッケージはカタカナ表記となっていましたが、2024年アルファベットの「HIーCHEW」に統一されることになりました。
海外人気を受け、今後のグローバルブランドの確立を目指す方向のようです。
そういえばいつの間にか「HIーCHEW」になってたわね
ハイチュウのヒストリー
ハイチュウは誕生から半世紀、多くの人々に愛されてきました。
その歴史は長く、現在に至るまでどのようなヒストリーを歩んできたのでしょうか?
年代別に振り返ってみましょう。
1970年代
1975年:ストロベリー味のハイチュウが誕生
箱入りで白い上下の真ん中にフルーツ味をサンドした3層構造
その後、1977年、1979年と、アップル・オレンジの味が発売
1980年代
1984年:グリコ・森永事件により、一時発売中止となる
1986年:リニューアルされて発売再開
箱入りからスティックパックへとパッケージデザインが大変身
発売当初の3層構造が、中心にフルーツ味を包み込む現在の形へとリニューアルし食感もさらにソフトへと進化
グリーンアップル・グレープフルーツ味が誕生
1990年代
1992年:7粒入りから10粒入りへと増量
レモンライムやヨーグルト味など次々と商品化される
2000年代
2000年:10粒入りからさらに2粒増量し12粒入りへ
2002年:包装の方法を見直し
ジューシーなおいしさをしっかりと閉じ込める包装方法を採用
2004年:8月12日は語呂合わせで「ハイチュウの日」と制定
この頃から、マミーやポンジュースなど、他の商品とのコラボレーションを取り入れるようになる
2010年代
2011年:ハイチュウプレミアムが登場
もちもちとした食感やこだわりの果汁を使用し、さらにグレードアップ
また、その後は「ハイチュウミニ」や「ハイチュウグルッと逆さま!超変身!!」など形状の改革も次々と行われる
2020年代
2023年:「ぷにしゃりハイチュウ」「むにむにグーハイチュウ」など、グミ人気を意識した戦略を展開
現在も立ち止まることなく、次々と新商品が登場
誕生してから次々と新商品が生まれているんだね
次の商品は何味か楽しみ♪
ハイチュウがアメリカでばか売れした理由
ハイチュウはいまやグローバルな商品と化し、世界中で愛されるお菓子となりました。
しかし、20年前アメリカでテストマーケティングを行った際には、「甘さ」「大きさ」「色」が不足していると不評で惨憺たる有様でした。
それが、今ではどこが発祥かわからないくらいに、当たり前のように売り場に並んでいます。
ブームとなった火付け役は、当時メジャーリーグのボストン・レッドソックスに所属していた田澤純一投手。
田澤純一投手が、ブルペンに置かれた飲み物や食べ物の中にハイチュウを置いたところ他の選手に大人気となり、その小さな波はあっと言う間に大きく広がっていったそうです。
実際に食べてみるとハイチュウの美味しさに気づいたんだね
メジャーリーガーの影響力ってすごい!
まとめ
今回は森永製菓の人気商品「ハイチュウ」の発祥について調査しました。
もちろん日本生まれの日本育ちのハイチュウですから、発祥の地は日本で間違いありません。だけど、いつもそっと傍らにいるような優しい存在感と懐かしい味わいは、発祥がどこかなんて問題ではないのかも知れません。
誰からも愛されるハイチュウは今も進化し続けています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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