脱炭素化の取り組みとして、電気自動車が注目を集めていますが、実は電気自動車にはデメリットしかないという指摘もあります。
しかし、メリットデメリットを比較した結果、電気自動車はメンテナンス費用も安く、非常時にも使える良い面もありました。
実際のところは電気自動車はどうなのか調査しました。
(アイキャッチ画像出典元:https://www.mitsui.com/solution/contents/solutions/storage/42)
電気自動車はCO2排出量がガソリン車より少ない
自家用車の二酸化炭素排出量は8,440万トン

(画像出典元:https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/environment/sosei_environment_tk_000007.html)
2020年の世界のCO2排出量は315億トンです。
日本では全CO2(10億4,400万トン)の17.7%(1億8,500万トン)が運輸部門からで、その45.7%(8,440万トン)は自家用乗用車です。
運輸部門が占めるCO2排出量の割合が大きいため、この部門でのCO2削減が急務となっています。

運輸部門のCO2排出量は全体の17.7%を占めるんだね。

でもどうして電気自動車なのかしら?
電気自動車はガソリン車よりCO2排出量が少ない

(画像出典元:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO24541260S7A211C1NZGP00)
電気自動車はガソリンや軽油などの化石燃料ではなく、電気を使ってモーターを回転させ駆動力を生み出します。
生み出された駆動力をタイヤに伝えて走るというところは同じです。
しかし、化石燃料を燃やさないので1Km走行時のCO2排出量が67gで2分の1以下になります。
さらに部品数も少なく、走行時の振動や音も小さくなります。

電気自動車の方がガソリン車よりCO2排出量が少ないね。

電気自動車は環境に良いのは分かったけど実際に使ってみたメリットデメリットが気になるわ。
電気自動車のメリット
電気自動車の「燃料費」です。ご査収ください。 pic.twitter.com/lqhNaJCR09
— ナマズん㌠サイバーエージェントabemaTV優待 (@NAMAZUrx) March 11, 2022
電気自動車を買ったんですけど、自宅のガレージで充電できるので、ガソリンスタンドにも充電ステーションにも行く必要が無いの、控えめに言って最高です。 pic.twitter.com/YCPSVlEZo1
— Kenta / シリコンバレーエンジニア (@hellokenta_ja) October 20, 2021
電気自動車になればオイル交換などのメンテナンスの多くが不要になり、メリットが増える https://t.co/xXm1rbTvm1
— チームMHO 猫系自動車整備士YouTuber (@teammho) October 31, 2021
災害時の電力源としても電気自動車は有効に働く。東日本大震災でもEVやPHEVは停電時にも使えることで大活躍した。大規模な停電の時に、電気自動車があったから家や家電にも給電できた人が大勢いた。電気自動車は車の使い方自体を変えていく。災害の多い日本には一番役に立つのが電気自動車だと思う。
— EVに投資してる人 (@CarfutureEV) May 7, 2021
燃料費やメンテナンス代が低く抑えられる
電気自動車の1Kmあたりの電気代は数円程度と言われており、ガソリン代より安くなり、自宅で充電できるのでガソリンスタンドに行かないで済みます。
また、エンジンが無いためオイル交換などのメンテナンス費用も抑えられます。
音が静かで振動も少ない
エンジンなどの内燃機関は燃焼や爆発などの過程で騒音や振動が発生しますが、電気自動車は内燃機関を待たず、モーターを動力源とするため振動や騒音が少なくなります。
災害時の電力源として使える
電気自動車には高容量のバッテリーが搭載されており、インバーターで家庭用電気製品を動かすための交流100Vを供給し、緊急時の電源として活用することができます。

燃料費が安くてガソリンスタンドに行かないでいいのは嬉しいね。

災害時に電気を使えるのは安心ね。
電気自動車のデメリット
駐車場で変な渋滞起きてるなと思ったら、ここの急速充電器待ちの電気自動車の列だった…高速の平坦ならまだしもここまで登ってくるならもたないよなぁ…
— ボン太 (@bonta_DL250) April 30, 2023
動画を引用紹介します。
グッドスピードさんと、同郷なのですが、電気自動車が、渋滞時にどうなのかを説明解説しております、 仕事柄冬場の渋滞立ち往生に何度も遭遇、経験からの走行ルートを変えたりもしてますが現実にEVでの、走行に冬場は、厳しい説明を考察しましょう
— 鈴木利美です (@2Cdm0h6Pw9brQeE) December 28, 2022
電気自動車売れない理由
自宅に充電設備付けなきゃ補助金おりない
特に地方には充電スポットの少なさ
バッテリーに寿命がありフル充電の距離変動
結局ガソリン車が1番良いいと個人的に思う— つー (@tsuyoshi1984061) January 3, 2023
走行距離が短い
技術の進歩によりどんどん走行距離も伸びてきていますが、気候や使用状況、バッテリーの劣化により短くなってしまいます。
特に冬場はバッテリーに負荷がかかり、本来の能力を発揮できず、走行距離が短くなります。
さらに、寒波では立ち往生した際、電欠の注意も必要です。
また、2022年の電気自動車走行距離ランキングをみると270km~770kmと幅があり、まだまだ長距離には不安がある車種もあります。
充電設備の不足
電気自動車の普及において、充電設備の不足は大きな課題の一つです。
特に、長距離ドライブをする場合や、急いで充電を行う必要がある場合には、充電設備が不足しているという問題があります。
充電時間ですが、普通充電の場合数時間、急速充電でも30分以上かかります。
購入費用が高い
中国製電気自動車は安くなっていますが、国産電気自動車は補助金込みでもガソリン車に比べ高額となっています。
また、自宅に充電設備を設置する費用もかかります。

バッテリー切れで動かなくなったら楽しい旅行が台無しだね。

充電設備が混雑していたらいつまでも充電できないわ。
まとめ
今回は電気自動車のメリットデメリットについて調査しました。
[メリット]
- 燃料費やメンテナンス代が低く抑えられる
- 音が静かで振動も少ない
- 災害時の電力源として使える
[デメリット]
- 走行距離が短い
- 充電設備の不足
- 購入費用が高い
環境に良くメリットも多いですが、冬場は走行距離が短くなりますし充電設備もまだ十分とは言えず、バッテリー切れで走行できないという恐れがあるのが最大のデメリットですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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