消費者によって感じ方は異なりますが、一般的にはカタログの平均燃費と実際の燃費に差があることに対して、消費者は不信感を持つことがあります。
特に、燃費が重要な購買決定要因となる場合、消費者は実際の燃費によって予想外の経費がかかる可能性があるため、カタログの平均燃費と実際の燃費に差があることに不満を持つことがあります。
また、消費者保護の観点からも、正確な燃費情報を提供することが重要であるとされています。
本記事では、車の平均燃費がおかしいと感じる意見と、その実態について解説します。
(アイキャッチ画像出典元:https://www.e-rabbit.jp/carticle/fuel-economy/?doing_wp_cron=1679194546.6143529415130615234375)
走行距離や燃料消費量の計測が誤りで平均燃費がおかしくなる
- 車両に搭載された燃費計測装置が正しく動作していない
- 燃料計測に誤差が生じている
- 走行距離の計測が正しく行われていない(例えば、タイヤのサイズや空気圧が適切でない場合など)
平均燃費計は、燃料噴射装置やエンジン制御装置などのセンサーからの情報を元に計算されていますが、これらのセンサーの誤差や、計算式の誤差などにより、計測結果に誤差が生じる場合があります。
高速運転では燃費は良くなるが、表示がおかしいときもある
https://twitter.com/boyflum/status/877425292926566400?s=20
高速道路や市街地、山間部など、走行環境によって燃費が変化するため、走行条件が異なる場合は平均燃費に影響を与えます。
たとえば、都市部での渋滞走行では、アイドリングによる燃費悪化や、急発進や急停車などによるエンジン負荷の増加によって、燃費が悪化します。
一方、高速道路などでの巡航走行では、燃費が良くなる傾向があります。
遠出をすると良くなるから嬉しいよね。
特に冬は燃費が悪くなる状況多い
- 暖機運転が多くなる。
- 渋滞が発生しやすい。
- 雪が深い場合やザクザク路面だと、走行の抵抗になる。
- ワイパーやエアコンの使用が多く、また、暗くなるのが早いので電気の使用量が多い。電気はエンジンにより発電しているので、電気の使用量が多くなると燃費が悪化します。
車のメンテナンス状態によって燃費が悪くなる
同じ車種でも年式や走行距離、整備状態などが異なる場合には、平均燃費に大きな差が生じることがあります。
たとえば、古い車両や高走行の車両は、エンジンや燃料噴射装置などの部品の摩耗や劣化が進んでいるため、燃費が悪化してしまうことがあります。
また、整備が十分に行われていない車両や、タイヤの空気圧が低い、エアコンを常に使用するなどの状態でも、燃費が悪化することがあります。
逆に、新しい車両や低走行の車両は、部品の状態が良いため、燃費が良くなる傾向があります。
また、適切な整備やメンテナンスが行われている場合や、エコドライブを心がけている場合にも、燃費が向上することがあります。
そのため、車両の状態が異なる場合には、同じ車種であっても平均燃費に大きな差が生じることがあります。
急発進や急ブレーキは燃費に悪く、エンジンブレーキで燃費は良くなる
https://twitter.com/Escudo_777/status/1636697903245967360?s=20約束の時間まで暇だったから自宅↔新千歳空港間を過去一丁寧に運転してたら平均燃費20km/L越えたのめっちゃ嬉しいな
(市街地走行でだいたい燃費11km/L、小樽間で15,6km/L)— しろあん (@diastereomer_) March 16, 2023
アクセルの踏み方やスピードの出し方、エンジンの回転数など、運転者の運転方法によっても平均燃費に影響があります。
さらに、運転者の運転スタイルによっても平均燃費に違いが生じます。たとえば、アクセルペダルを踏み込みすぎたり、急ブレーキをかけたりすると、燃費が悪化します。
逆に、エンジンブレーキをうまく活用するなど、エコドライブを心がけることで、燃費が向上することがあります。
これらの原因を排除するためには、正確な走行距離や燃料消費量の計測方法を確認すること、同じ走行条件での計測や車両の状態を一定にすること、運転方法にも注意を払うことが必要です。
また、燃費計測装置に不具合がある場合は整備工場で点検を受けることも必要です。
急アクセルや急ブレーキは良くないよね。
自分の運転が燃費に関係してるとは思わなかったわ。
まとめ
平均燃費は、車両がどのような運転条件で走行したかによって大きく変わるため、消費者が選ぶ際には注意が必要です。
また、実際の走行距離と燃料消費量に対して表示される平均燃費との差がある場合には、車両の状態や運転条件の違いが考えられます。
車両の状態が異なる場合には、同じ車種でも平均燃費に大きな差が生じることがあります。
消費者が平均燃費に注目する場合には、車両の状態にも注意を払い、運転スタイルやメンテナンスなど、自分自身ができる対策を行うことも大切です。
今回は、車の平均燃費表示がおかしいと思う意見と実態について解説しました。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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